普段仕事をしていると、モニタ心電図に心電図が旨く表示されないとかで呼ばれたりします。
原因は色々で、たとえば電極に問題があったり、心電図ケーブルが断線していたり、モニタが故障していたり、外来ノイズが混入していたりと・・・
いままでの経験で最も多い原因の1番目が原因不明のノイズで電極パッチを張り替えたりするとおさまったりします。
ですので、接触インピーダンスの問題というのが一番多そうです。
逆に外来ノイズといわれるアーチファクトで交流ノイズといったものはほぼありません。
2番目に多いのが電極ケーブルの問題によるノイズです。
毎日使うものですので、接触部の劣化やケーブル内で断線していたりすると心電図はうまく表示されません。
んで、完全に断線するとテスター何かで簡単に原因がわかるのですが、問題は切れかかっているものです。
これはわかりません・・ ある条件で心電図が突然とれなくなるというのは頭を悩まします。
本来なら、心電図チェッカーというものでケーブルを取り回しながらチェックするのが良いのですが、高いし持ち運びに不便だし・・・・
という事でコンパクトな矩形波発生装置を自作してみました。
これが実際に作ったものです。
はっきりいってかなり重宝しています。
矩形波を心電図モニタにうつしだしながら、ケーブルを曲げたりしてチェックできます。
まぁ簡易的なチェッカーとして良いです。
また小型でコンパクトなのでポケットに入ります。 これが一番いいところ。
回路図も載せておきます。自作、使用は自己責任でお願いしまーす。
回路の説明も少しだけ説明しておきます。
回路は基本的にタイマーICという矩形波を作ってくれる素子を利用しています。
そして出力側に1MΩと150Ωで電圧を分圧してモニタ上で表示できるような数mVの電圧に分圧して出力しています。
面白くなってきて他にも数種類作ってみました。
これはUSBから電源をとれるものでフリスクケースに収納しています。
これは同僚が作成したスタンダードなものです。
作るのも楽しいですよ。
みなさんも是非作成してみてください。
当院は日本光電のものを使っていますが、矩形波もよいですね!小さくて安いですし・・・
コメントありがとうございます。
小ささが何よりありがたいです。
ただ矩形波のみの出力ですので、不整脈に対するモニタの動作などは計測できないの難点ですね。
あくまで簡易チェッカーという事で・・