電動オクルーダー(チューブクランプ)を自作する その4

前回までの記事でやっと電動オクルーダーのハードが完成しました。

今度はそのハードを動かす為のプログラムを考察していきます。

でも実際はステッピングモーターを動かすPICマイコンによるプログラムでOKです。

 

でももう少し凝った事がしたいという欲求がでてきたので、下にその条件をノベマス。

 

①やっぱりLCDパネルで文字とか出力したい

 

②電動オクルーダーの操作はつまみによる操作が妥当

 

③パソコンとかからも操作したい(できれば)

 

④自動モードを実装したいなぁ

 

順に説明します。

①と②に関しては記述どおり、③はパソコンから電動オクルーダーの操作をしたいと言う事です。これにはシリアル通信とやらをしなければならず、新たな新境地に踏み入らなければなりません。

 

そして④に関しては、本来電動オクルーダーはとは人工心肺手術の際、リザーバーレベルを手動操作する(静脈血フローの調節)のに使われます。

電動なのですから、静脈リザーバーの液面を何かの方法で確認しながら、自動でオクルーダーを動かしてしまえばなんと自動レベルキーパーが出来上がりますよね?

こんなもの、今までないのがおかしいのですが、閉鎖的な人工心肺領域ではいまだレベル調節を人間の鉗子操作に頼っているのです。

2018年6月、私がこの問題に立ち向かいまーす。

ちなみにリザーバーレベルを自動で制御する方法は埼玉自治医科大学の百瀬さんがやってますが、いまいち普及していませんし、専用回路や専用リザーバーなどが必要です・・・

一応これね。人工心肺の貯血レベル安定化装置

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とりあえず、例によってマイコンで制御を行うのですが、シリアル通信やLCDパネル、そのほかA/D変換やボタン、外部割り込みなどを行おうとすればピンがたくさんのPICマイコンが必要です。

今回は秋月でピンが40ピンあるPIC16F887というマイコンを使う事にしました。

 

こういうやつね↑

 

そんで回路図も書いて↓

 

さぁ!!これから半田付けするぞぉー!!と思ったところ一気にやる気がゼロに。。半田付けしたくねぇーなぁ・・っと。

また、PID制御の定数決めるの、カット&トライでするのしんどいなぁ・・・

 

そこで、一旦開発はPICマイコン開発はストップして興味が湧いてきたArduinoというおもちゃで上記壮大なプロジェクトを進める事としました。

なんとArduinoというものでは簡単にPID制御したり、ライブラリが豊富にあるのし、開発環境も簡単でPICマイコンに慣れている私にとって簡単に電子工作が行える素晴らしいデバイスになると確信しております。

 

次回からArduinoで自作電動オクルーダーを開発しちゃいます。

 

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