透析ポンプの分解と修理

当院では日機装のDCS-27が未だに現役で活躍中です。 ↓こんなやつです。   今回はこのDCS-27の血液ポンプのローラー部動作不良があったので電子工作ではありませんが、ノウハウを記事にしてみようと思います。 ちなみにメンテナンス講習はうけていますが、血液ポンプのローラー部の分解などは習いません。 まず↓がローラー部になります。 裏側から見た所です。 オクルージョン(圧閉度)を適切に設定し、血液回路のシゴキ部(ポンプをかける所)をローラーポンプにセットすると、このバネの力で圧排しながらローラーが回路をしごいていきます。 ですので、このバネによるローラー部の稼働はスムーズでなくてはなりません。 これがスムーズでないと透析中に過度に回路が圧排されるので”キュー”っと音がなったり、目的の流量が取れなかったりします。   今回はこのローラーポンプのローラー部が汚れにより固着し片側だけ動かないものを分解修理する事にしました。 気づいたのはやはり”キューキュー”という動作音の異常にて発見しました。     この動かなくなったローラー部を再び動かす為に分解していきます。  

ローラーポンプ分解

まずローラーポンプの白いカバーを取り外します。     方法はローラーポンプの裏側から写真の赤丸にあるネジを小さなマイナスドライバーにて緩めます。   とりはずしました。       次にバネのシャフトを取り外します。こちらもマイナスドライバーで取り外します。     ここまで行うと稼動部があらわになります。 今回は固着していたので全然うごきません。   赤丸部分のネジを外しますが、固着しているとネジをナメてしまうので注意しながらトルクをかけます。 ネジに対して垂直の力を70%、回す力を30%でいきましょう。 ナメたら終わりです。 むちゃくちゃ錆びているので、シリコンスプレーをかけて磨きます。 また稼動接触部もシリコンスプレーをかけて稼動させてみると・・・   スルスル動くようになるでしょう。 そうなったら修理は大詰めです。↓はスルッスルッになったローラー部     あとは分解手順とは逆に組み立て、修理完了です。 注意点は透析装置に取り付けたあとはオクルージョンをしっかりと調節しましょう。
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