たまーにですが医用テレメーター送信器を利用されている患者さんが、送信器をトイレやお風呂にドボンされる事があります。
そんな時にもちろん送信器は送信器としての機能を失うわけですが、すぐに電池を抜けば治せる事があります。
今回そんな修理事例がありましたのでご紹介しておきます。
医療テレメーターの電波簡易チェッカー制作はこちら
修理が必要ななったのはオムロンコーリンの無線医療テレメータ送信器で・・ トイレにドボンにしたものです。
運ばれてき際には糞尿まみれでナイロン袋に入れられてきました。
メーカー対応では修理不能で基盤総入れ替えor新規購入となるとの事だったので禁断の中身拝見
まず電子機器が水没などで破損する原因は主に水分成分によるショートや、その水分が乾いた後にできる固形物(析出した異物)による腐食が原因になる事がほとんどです。
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ですので水没させた時ははまずは、水分によるショートを防ぐ為に電池や電源を抜きましょう。
その後に、電子基板を洗浄します、できれば不純物の少ないRO水を使って洗浄するのが良いのですが、無ければ普通の水道水でOKです。
その後、水の脱水や固形物の除去の為純度の高いアルコールで基盤を清掃していきます。 そしてこれでもかというくらい乾かします。
電子基板内は小さな部品や細かい電子部品が密集しているので見た目で乾いているようでもICなどの隙間等に水分が残っている事があるので油断大敵です。
できれば日陰干しで丸二日は乾かしたいですね。 この送信器は見事復活しました。 やりました!!
医療テレメータがしっかり電波をだしているか確認できる簡易テスターも作成してみました。➡こちら
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