電波を目に見える様な簡単な検査器具を作れないかなぁ〜と考えます。
そこで考えたのがゲルマニウムダイオードラジオの原理で降下電圧の低いダイオードを用いて電波を整流し、LEDを光らせるというもの。
しかし少し実験してみると電波強度が低いとぜんぜん整流すらできない始末・・
ですので倍電圧回路というもの利用する事にしました。
これは学生時代に習う基本的な回路でコンデンサとダイオードを用いて半波整流に用いる回路です。絶対に習っています。
コンデンサを充放電させ、コンデンサがポンプのように働くのでチャージポンプなんて呼ばれたりします。
復習もかねて少し覚え書きを書いておきます。

この回路のコンデンサとダイオードの部分が倍電圧回路です。
どういう仕組みかと言うと
1、+の電位が回路にかかった場合、図のようにLED近くのコンデンサに電荷が溜まります。

2、次にマイナスの電位が回路にかかった場合、図のダイオードの向きから初段のコンデンサに電荷がたまります。

3、次に回路に再びプラスの電位がかかった時に初段のコンデンサに溜まった電荷とLED近くのコンデンサに溜まった電荷がプラスされて電荷は2倍になり出力されるという仕組みです。単純に電圧は2倍になります。
ちなみにこれを多段に組んだものをコッククロフトウォルトン回路と言います。

次回はこの回路を使って医療テレメーターやwifiルーターから電波が出ているかチェックできる簡易電界強度計を自作しようと考えてます。
お楽しみに 🙂
電波を見える化 簡易電界強度計の作成 へ続く。
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