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PC電源大改造、定電圧電源装置

PCを自作とかされる臨床工学技士さんって少なくないでしょう。 そんで昔のPCの電源とかコネクタの形状が変ってきていて流用できなかったり、容量が足りなかったりして、余ってしまうんですよね。  

   

そこでこの余ったPC電源を卓上で利用できる定電圧電源に変身させてやろーという試みです。 こんな感じで!!

PC電源って後ろにスイッチがあったりしますが、電源ケーブルをさしてスイッチを入れても作動しません。 これはPCのマザーボードにコネクタなどを差さないと電源自体起動しない仕組みになっています。     しかし、裏技がありましてこのPC電源単体で電源を入れる事ができてしまします。 そうなると、PC電源は 12V 5V 3.3V −12V などの固定電圧の電源に早変わりです。  

その方法ですが簡単です。

PC電源にはメインのコネクタがありますよね?

今回利用したPC電源はDELTA ELECTRONICS,INCの DPSー300AB-15Bというモデルで、10Aくらい流せるみたいです。

    んで早速コネクタの配線を調べてみました。

手書きですがすみません。⬇

解りにくいですが、まず黒の配線ケーブルはグランドです。

様はマイナス です。   そんで 赤は+5V ダイダイ色は+3.3V 黄色が+12V 紫が+5VSB 緑がPS−ON という事がメーカーホームページで解りました。  

ここで重要なのが緑のPS-ONです。多分パワースイッチオンの略だと思いますが。 この緑の電線と、黒のグランドの電線を短絡させればなんとPC電源が起動するんです。!!

解りにくいですが、緑のケーブルを取り回しているところ、このケーブルをグランドに短絡(黒とつなげば)PC電源が起動します。

       

あと気になるのが紫の電線で+5VSBって?ですよね これはACコンセントが入力されている時に常に5Vを供給するものだそうです。

     

上記がわかればもうOKです。 あとはケース加工と、スイッチはターミナルを取り付けるだけです。 今回は、12Vと5Vのターミナルをケースに取り付け、緑ケーブルとグランドを短絡させスイッチ(起動させる為のスイッチ)と、あと紫のケーブルを利用したACコンセントが接続している事を視認する事ができるLEDを取り付けました。

紫ケーブルーーー10kΩーーLEDーーー黒ケーブル といった具合に配線。

    ケース加工中

なんと私の粋な計らいで、携帯や3DSを充電できるUSBコネクタをもつけちゃいました。

完成でーす。 これがスイッチを入れていない所です。 AC電源が通電しているので紫ケーブルに5V供給され、LEDが点灯しています。 しかし、なぜか白色LEDを使ってしまいました・・・ 本当は赤色LEDにしたかったのですが、間違えました。

   

電源投入。 勢いよく電源内部のファンが回転しはじめました。    

ケース加工はめんどくせーよってかた、コネクタの緑と黒を短絡させるだけでいいのであればクリップを利用してPC電源を立ち上げる方法もありますのでご参考までに。

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