工具も揃えたましたか?
ステップ2としては電子工作をする上で必ず使用すると言っても過言ではないでしょう・・・抵抗器とコンデンサの数値読み取り講座です。
まぁめっちゃ簡単なんでサクッと勉強して早く工作のほうをやりましょう。
とその前にピコ、ナノ、マイクロ、ミリ、キロ、メガ、ギカ、テラって知ってます?
数値の単位ですが10の3乗づつで名称がかわります。
たとえば
1ミリ(m)は1の1000分の1、
1ミリの1000分の1が1マイクロ(μ)で、
1マイクロの1000分の1が1ナノ(n)、
1ナノの1000分の1が1ピコ(p)です。
こんどは大きくしていきましょう。
1の1000倍が1キロです、
1キロの1000倍が1メガです、
1メガの1000倍が1ギガです
1ギガの1000倍が1テラです。
キロ、マイクロ、ピコはちょっとだけ出てくるのでご参考までに。
抵抗器の読み取り
電子工作では抵抗器は必ず使用します。
また抵抗値によってたくさんの種類があり、その抵抗値をカラーコードという色分けで抵抗値がわかるようになっています。
カラーコードは全部で4本から5本で構成されていて、
最初の色と2本目の色が数値を表します
3本目が10の乗数の数を表し
最後の色が誤差を表します。
たとえばですが、
茶色➡黒➡黄色➡金というカラーコードの抵抗があるとします。
茶色は1 黒は0 黄色は4(10の4乗) 金は±5%
抵抗値は 10×10の4乗 ±5% Ω
⬇
100KΩ ±5% Ω です。
どうですか?
わかりました。?
解り易いようにカラーコード表と実際の計算式を示します。⬇
カラーコード表
数値 | 色 |
0 | 黒 |
1 | 茶 |
2 | 赤 |
3 | だいだい |
4 | 黄色 |
5 | 緑 |
6 | 青 |
7 | 紫 |
8 | 灰色 |
9 | 白 |
誤差
色 | 誤差 |
茶 | ±1% |
赤 | ±2% |
金 | ±5% |
銀 | ±10% |
無着色 | ±20% |
少し見にくいですが、写真の抵抗のカラーコードは
左から茶➡黒➡だいだい➡金
茶は1、黒は0なので10 だいだいは10の3乗ですので
10×10の3乗 で10kΩとわかります。
尚かつ誤差は金なので±5%以内と言う風に読み取ります。
簡単ですね。
コンデンサの読み取り
コンデンサもコンデンサ容量によって表示が異なります。
電解コンデンサ(ケミカルコンデンサ)なんかだと普通に○○μFとか解りやすく表示されており、すぐに容量が解ります。
写真では容量が470μF(マイクロファラッド)で耐電圧が25V(25Vまでの電圧で使用が可能)
こちらのコンデンサ容量は4.7μF(マイクロファラッド)で耐電圧は50ボルトです。
電解コンデンサは数値や耐電圧も分かりやすく記載されているのが特徴です。
注意点は極性(きょくせい)があります。
極性とは+や−があるという事です。
おもちゃに使う電池やLEDの懐中電灯なんかは電池を入れる方向(極性)を間違えると液漏れしたり、正常に動かなかったりします。
それと同じで電解コンデンサも極性があるので注意です
コンデンサの足が長いほうが一般的に+で短いほうが−になります。
コンデンサ表面にも表示されているので工作時には十分注意が必要です。
電解コンデンサは良いとして・・・ 問題はセラミックコンデンサなどです、写真のように3ケタの数値で容量が記載されている事が多いです。
3ケタ目が10の乗数を表してます。
そして基本的にpF(ピコファラッド)の単位で表記されていいるという事を覚えておきましょう。
写真のコンデンサは102とありますので10×10の2乗で1000pFです。
0.001μFと同じという事です。
(1μ(マイクロ)=1000n(ナノ)=1000000p(ピコ)) またアルファベットが記載されている時はそれは誤差の範囲を表示してあります。
J:±5% K:±10% L:±20% を表します。
もう一問いっときましょう。
3ケタの数字みえますか?
153とあります もうわかりますよね?
15×10の3乗 pF ですので 15000pFです 0.015μFと解ります。
さらに言うと153とJと表示されているので、誤差は±5%です。
さらに、さらに言うと153Jの下のほうに100と印字されてますね?
あれは耐電圧の値です。
このフィルムコンデンサは100Vまで耐えうるという事が解ります。
最後にですが、コンデンサの世界ではpFかμFという単位を主に用います。
μとPの間のナノを用いる事はほとんどありません。(たぶん)
抵抗とコンデンサについてだいたいわかったような気がしたら、もうアナタはしっかり理解できているに違いありません。 次はステップ3で実際に工作にチャレーンジです。