S/5患者モニターモジュール 分解

手術室での麻酔器のモニターとしてS/5患者モニターを使っています。

メーカーはDatex Ohmedaといい結構いい製品です。

このモニタ機器はモニタモジュールが切り離せるようになっており、他メーカーもその仕様をパクリ、麻酔器のモニタとしてはモジュール仕様というのは現在標準的な仕様となりつつあります。

そんなDatex Ohmedaのe-prestnというモジュールですが、血圧計が機能しないと運びこばれました。

ちなみにこのe-prestnですが単体だけでも中古市場では13万円もします。

すごいですね。

ebeyで買えます。

 

 

一応分解してどのような事が起こって機能不全を起こしているか確認してみます。

 

まず、すでに外装が”パッックリ”あいちゃってます。

 

原因は外装全面パネルを止めているネジが基部で折れているようです。

このモジュールは本体に取り付けたり外したりできるので、その際にパネル全面だけに外力が加わりネジ部が割れたのでしょう。

 

分解していきます。

後面のパネルに2箇所ネジ止めされているだけです。

しかし、このネジが特殊ネジと言う事が判明。

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しかしそんな事もあろうかと、ホームセンターで様々なネジに対応できるように買っておいた特殊ネジセットが役にたちます。

 

無事にパネルを外し、内部を確認。

 

前面のパネルはタッピングネジ3箇所で止めているようですが、全てネジの基部で折れて外れていました。

そのせいでパネルは浮き電極などのケーブルが前面パネルが動くたびに外力が加わり、損傷したと言う事がわかりました。

 

 

血圧計のセンサー部のフィルムケーブルが完全に断絶されているのを発見

これはもうどうしようもありませんね。

 

このユニットだけでいまだ10万円するので、修理してまた稼働してもらいます。

新しい麻酔モニタがくるまで頑張ってもらいます。

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