ラジカセの修理

病棟に眠っているラジカセの修理依頼がきました。

現在、音源などはテープの時代からCD、MD、MP3データを飛び越えストリーミング再生(youtubeやアマゾンミュージック)に移り変わっています。

そんななか昔のカセットテープで作成した音源をどうしても確認したいという内容でした。

そのためにはカセットテープを再生できる機器が必要ですが、なぜかカセットテープが再生できないと言う事なんです。

これが修理依頼を受けたラジカセになります。

sonyのラジカセで、CDも再生できる代物です。

 

 

一応動作確認しました。

CDの読み取り、再生はOKでラジオも受信できます。

カセットテープだけが、動作が不良でテープを回す動作自体が行われいない事が判明。

 

内部を分解してチェックしてみます。

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カセットテープの部分だけ分離します。

コネクタが劣化しているので、慎重に外す事が肝心です。

 

赤丸が、カセットデープの駆動部分になります。

 

よくみてみるとモータの動きをカセットテープの歯車に伝えるプーリーベルトが劣化して切れている事を確認、ただそれだけが故障の原因とわかりました。

プーリーベルトは直径などのサイズさえ別れば市販されているので目的のものを購入してつければOKです。

↓これがプーリーベルト

 

しかし今回はただ一度再生するだけで良いと言う事なので、なんと普通の輪ゴムで代用するという荒技を使用。

これで修理完了で、カセットテープもスムーズに再生する事ができました。

 

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