鉛バッテリーって車のバッテリー以外で使われているのは皆さんご存知でしょうか?
医療機器で言うと呼吸器や除細動器、麻酔器などに使われています。
その使われ方は、停電や商用交流電源画が利用できない場合の補助電源として搭載されていることがほとんどです。
バッテリーって充放電を繰り返すので2次電池という分類になります。
他の2次電池には何があるのかというと、ニッケル水素電池やリチウム電池がそれにあたります。
こういうやつです。↓
ニッケル水素電池は輸液シリンジポンプなどに利用されています。特徴はアルカリ乾電池と同等の容量で安価である為、小型機器などに利用されます。
リチウム電池は同様のニッケル水素電池や鉛蓄電器と比べ、電池容量が大きく小型で軽いという特徴があります。
小型で電池容量があるので携帯のバッテリーとしての需要がありますね。あと値段が高いというのもあります。
それに対して鉛蓄電器は重いけど安価でどこでも手に入り、バッテリー容量が大きい事でしょうか。
サイズや電気容量もたくさんあって様々な用途で利用されまくってます。
解放型のバッテリーとシール式のバッテリーの2種あり、最近ではシール式の鉛蓄電池が一般的です。
病院の無停電システムって鉛蓄電池が使われてるんですよね〜
こんなやつ↓です。左側にびっしりあるのがバッテリーです。
あとパソコンやサーバーの近くにある無停電システムUPSっていいますがこれも小型の鉛バッテリーが入ってることがほとんどです。
さぁここから本題ですがそんなポピュラーな鉛バッテリーですが医療機器で利用する場合 メーカーは1年から2年でバッテリー交換を実施しています。
交換されたバッテリーはもちろん廃棄されます。
もったいない症の私はこの廃棄されるはずのバッテリーを再利用することにしました。
利用するのはベネット840という呼吸器に使用されてたシール鉛バッテリーです。
そして利用するバッテリーはこれ!!
上記のバッテリーで作成しようとするものは災害時用の非常用電源です。
いわば自作UPSを作成しようと思います。
構成は以下のとおり
①通常は家庭用電源からトリクル充電で繋ぎっぱなし
②持ち運びが可能でコンパクト
③インバーター内蔵でバッテリーからコンセント電源を利用できる
④直接携帯を充電する為USB端子が内蔵
⑤照明もほしい
こんな感じでしょうか?
さぁ頑張って作ります。
製作編につづく→こちら